【株式市場】欧州の緩和期待など好感し日経平均は急伸し新規上場株は買い気配

株式市場

◆日経平均の前引けは1万8869円84銭(433円97銭高)、TOPIXは1550.03ポイント(31.81ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億8842万株

チャート13 23日前場の東京株式市場は、欧州中央銀行(ECB)の追加金融緩和観測を受けてNY株が320ドル高と急伸したことなどが素直に好感され、野村ホールディングス<8604>(東1)などの証券株やファナック<6954>(東1)などの外需優良株などが全面高となり、日経平均は326円高で始まった後10時頃に450円88銭高(1万8886円75銭)まで上げて8月31日以来の1万8800円台回復となった。前引けも433円97銭高(1万8869円84銭)と高値圏で推移。主な株価指数はすべて高い。

 日銀も追加緩和に動くとの期待が出て、大手銀行株や保険株、消費者金融株なども上げ、不動産株も三井不動産<8801>(東1)を含めて軒並み高。雪印メグミルク<2270>(東1)が引き続き業績予想の増額などを好感して活況高となり、モバイルファクトリー<3912>(東マ)は四半期好決算や初配当、自社株買いなどが好感されて活況高。コンパクトマンションのアスコット<3264>(JQS)は「民泊」の連想などが言われて急伸。

 本日上場のGMOメディア<6180>(東マ・売買単位100株)はSNSサイトやブログサイトなどのサービスを行い、公開価格は2740円。前場は買い気配のまま初値がつかず、公開価格を71%上回る4695円で買い圧倒となっている。

 東証1部の出来高概算は10億8842万株、売買代金は1兆2183億円。1部上場1902柄のうち、値上がり銘柄数は1613銘柄、値下がり銘柄数は204銘柄となった。

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