【株式市場】前場の日経平均は371円安、衆議院選の不透明感など受け様子見、東京メトロは安値更新

◆日経平均は3万7771円79銭(371円50銭安)、TOPIXは2609.83ポイント(25.74ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億8862万株

10月25日(金)前場の東京株式市場は、衆議院選後の不透明感に加え、NYダウの4日続落、円相場への介入警戒感などから様子見気分が強まり、東証33分類の業種別指数はすべて値下がりし、高業績株や好材料の出た銘柄などの個別物色となった。業績予想を増額修正した能美防災<6744>(東証プライム)が急伸し、下方修正のキヤノン<7751>(東証プライム)は反落。ニデック<6594>(東証プライム)は四半期決算が連日好感されて2日続伸。上場3日目の東京メトロ(東京地下鉄)<9023>(東証プライム)は下げ安値更新。日経平均は188円安で始まった後も次第安となり、中盤に小戻したが一段下押して前引けは371円安となった。

コニカミノルタ<4902>(東証プライム)が続伸し投資ファンドの保有に続き証券会社から目標株価の引き上げが伝えられ一段高。アール・エス・シー<4664>(東証スタンダード)は政党ビルや選挙事務所の警備に期待とかで連続ストップ高。ベースフード<2936>(東証グロース)はメルコHD<6676>(東証プライム)の社長による買い増しとされて一段高。

25日上場のリガクHD(リガク・ホールディングス)<268A>(東証プライム)は公開価格1260円、1205円で初値をつけ、一時1260円まで上げたが前引けは1125円となった。

東証プライム市場の出来高概算は7億8862万株、売買代金は1兆5499億円。プライム上場1647銘柄のうち、値上がり銘柄数は147銘柄、値下がり銘柄数は1477銘柄。

東証33業種別指数は前33業種が値下がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る