Delta-Fly Pharmaが急伸、AML新薬DFP-10917の試験進展を発表

■従来治療の課題解消へ、安全性を高めた新療法

 Delta-Fly Pharma<4598>(東証グロース)は10月29日、50円高(10.29%高)の536円(9時12分)まで上げて急伸している。同社は10月28日、急性骨髄性白血病(AML)患者に対する新薬DFP-10917とベネトクラクス(VEN)の併用療法に関する臨床第1/2相試験の進捗を発表した。米国の大手医療機関で進行中の臨床第1相試験では、既に3例が登録されている。現行のAML標準療法であるVENとアザシチジンの併用療法に比べ、DFP-10917は低用量持続点滴で安全性が高く、がん細胞に対して効果的な働きをする特性を持つ。

 今後、Delta-Fly Pharmaは臨床第1/2相試験を進めつつ、グローバル製薬企業との提携を視野に入れて米国FDAからの新薬認可取得を目指す。また、DFP-10917の臨床第3相比較試験においては、長期生存例の減少を受け、全生存期間解析のためのデータカットオフ作業を開始する予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る