三菱電機が急伸、四半期決算好調でアイシンとの提携も好感、買い気配のまま16%高

■4~9月の営業利益は前年同期比30.1%増加

 三菱電機<6503>(東証プライム)は11月1日、買い気配で始まり、取引開始から20分を経過して16%高の2760.0円円(372.5円高)で始値をつけ、急伸相場となっている。31日の15時に発表した第2四半期決算(2024年4~9月・連結、IFRS)の営業利益が前年同期比30.1%増加など好調で、同時に次世代電動化関連製品の開発に関してグループ会社とアイシン<7259>(東証プライム)との業務提も発表、買い材料視されている。

 親会社株主に帰属する中間純利益は同1.3%減だったが、売上高は前年同期比4.1%増加し、税引前利益も同10.6%増加した。3月通期の連結業績予想は営業利益21.8%増などの前回予想を全体に継続した。

 同日付で、三菱電機モビリティ株式会社とアイシンが次世代電動化関連製品の開発に関する業務提携契約を締結した。アイシンで先行開発を進める電動車向けの電動駆動モジュールを主プロジェクトとし、三菱電機モビリティとアイシンの技術力のシナジー効果を最大化することで競争力のある商品を生み出し、2020年代後半の市場投入を目指すとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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