旭化成とホンダ、カナダで1800億円規模のバッテリー部材合弁会社を設立

■年間7億平方メートルの生産能力、2027年稼働開始へ

 旭化成<3407>(東証プライム)とホンダ<7267>(東証プライム)は11月1日、カナダでリチウムイオン電池用セパレータ生産を目的とした合弁会社「Asahi Kasei Honda Battery Separator Corporation(仮称)」の設立に向けて株主間契約を締結したと発表。両社は2024年4月の基本合意に基づき、具体的な協議を進めてきた結果、契約締結に至ったもの。

 新会社は、旭化成のカナダ子会社が75%、Honda Canada Inc.が25%を出資して設立される。ホンダは約4億1700万カナダドルを拠出する予定。両社は互いの強みを活かし、高性能な電動車の実現に向けた取り組みを加速させる。設立および事業開始は2025年初頭を予定している。

 合弁会社は、オンタリオ州ポートコルボーン市に設立され、約1800億円を投資してリチウムイオン電池用セパレータ「ハイポア」の製膜・塗工一貫ラインを建設する。年間生産能力は約7億平方メートルを予定しており、2027年の商業運転開始を目指していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る