ZMP上場延期で下げたJVCケンウッドなどは朝方を下値に回復進む

株式市場 銘柄

■連携事業を行うテクノスジャパン、ハーツユナイテッドGなども値を戻す

 JVCケンウッド<6632>(東1・売買単位100株)は9日の後場、301円(23円安)で始まり、朝方の292円(32円安)を下値に回復を強めるスタートとなった。12月19日に株式上場を予定していたZMP(東京都文京区・銘柄コード番号7316)のグループ企業と合弁事業を行ない、ZMPが8日付けで上場手続きの延期を発表したため落胆されたようだが、売り注文は前場で一巡したとの見方が出ている。

 ZMPと連携事業を行う関連銘柄としては、DeNA(ディー・エヌ・エー)<2432>(東1)は合弁会社「ロボットタクシー」を展開し、13時にかけては3365円(135円高)前後で推移。テクノスジャパン<3666>(東1)は人工知能プラットフォームの開発などで連携し、朝方の2386円(300円安)を下値に2499円(187円安)前後まで回復し、ハーツユナイテッドグループ<3676>(東1)も朝方の1385円(93円安)を下値に13時頃には1470円(8円安)まで回復。アイサンテクノロジー<4667>(JQS)は自動運転技術の分野で連携し、やはり朝方の4000円(350円安)を下値に4220円(130円安)前後まで回復している。一方、ロボット制御用インターフェースなどで連携するアートスパークホールディングス<3663>(東2)はまだ売り気配のままストップ安の1844円(500円安)となっている。

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