【株式市場】前場の日経平均は420円高、経済対策に期待強まり東証「延長」で証券株も高い

◆日経平均は3万8474円66銭(420円99銭高)、TOPIXは2663.58ポイント(19.32ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億66万株

 11月5日(火)前場の東京株式市場は、日経平均が220円高で始まった後も上値を追い、午前11時にかけて519円00銭高(3万8572円67銭)まで上げ、前引けも上げ幅400円台で前取引日の1027円安から大幅反発基調となった。NY株は主要指数が反落したものの、11月中にも取りまとめられる経済対策で半導体産業に新たな支援策との報道などを受けアドバンテスト<6857>(東証プライム)などの半導体株が軒並み反発し、業績予想の増額など発表した住友電工<5802>(東証プライム)やTDK<6762>(東証プライム)なども活況高となった。

 オルガノ<6368>(東証プライム)がストップ高となり四半期決算の大幅増益と業績予想の増額修正を好感。TAC<4319>(東証スタンダード)も四半期決算の大幅増益と業績予想の増額修正を受け急伸しストップ高。野村HD<8604>(東証プライム)などの証券株や日本取引所G<8697>(東証プライム)がそろって値上がりし、きょう5日からの東証の取引時間延長や決算内容など好感。Birdman<7063>(東証グロース)は25年6月期の黒字化に向けた施策や大型プロジェクト獲得への注力など期待され一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は9億66万株、売買代金は1兆8662億円。プライム上場1647銘柄のうち、値上がり銘柄数は987銘柄、値下がり銘柄数は597銘柄。

 東証33業種別指数は23業種が値上がりし、証券商品先物、非鉄金属、機械、電気機器、輸送用機器、金属製品、精密機器、化学、海運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る