マルマエが再び出直り強める、半導体産業への政府支援が一段の追い風になる期待

■業績は受注の急改善などにより今期大幅増益の見込み

 マルマエ<6264>(東証プライム)は11月5日、再び出直りを強める相場となり、午前10時半にかけて6%高の1675円(93円高)をつけ、1600円台に浮上している。半導体製造装置の心臓部である真空パーツを製造し、「政府による半導体分野の新たな支援計画が明らかになった。(中略)政府が持つ資産などを裏付けに新しい国債を出し、調達したお金を企業向けの補助金に使う」(日本経済新聞11月2日付朝刊)と伝えられたことなどを受けて期待が強まったとの見方が出ている。

 報道によると、新たな支援計画は「11月中にもとりまとめる経済対策で示す」(同)とされた。マルマエの今期・2025年8月期の業績予想は、受注拡大などにより売上高を60%増、営業利益を10.3倍とするなど大幅回復を見込む。先に発表した8月決算で、「半導体分野では(中略)期末にかけて在庫調整の進展及び、新規顧客からの受注拡大に伴って受注は急改善」(決算短信より)とした。こうした業績回復に加え、半導体産業への政府支援は一段の追い風になるとの期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る