アルコニックスが後場一段高、第2四半期の営業利益15%増加し配当を増額修正

■中間・期末配当とも前回予想比3円増の32円に

 アルコニックス<3036>(東証プライム)は11月6日の13時前に第2四半期決算と配当予想の増額修正を発表し、株価は一段と上げて4%高の1423円(49円高)をつけ、約1か月ぶりの1400円台に進んでいる。9月中間配当は前回予想比3円増の32円(前期比5円の増配)とし、3月期末配当も前回予想比3円増の32円(前期比4円の増配)の予定とした。

 商社機能と製造業を融合する非鉄金属の総合企業で、第2四半期の連結業績(2024年4~9月・累計)は、売上高が前年同期比14.2%増加し、営業利益は同14.8%増加、親会社株主に帰属する中間純利益は同38.9%増加した。中国経済の停滞、7月半ば以降の急激な円高などが影響を及ぼす要因になったものの、4セグメント(電子機能材事業、アルミ銅事業、装置材料事業、金属加工事業)すべてで売上高が増加した。

 25年3月期・通期の連結業績予想は、現時点では変更していないとし、売上高1850億円(前期比5.8%増)、営業利益72億円(同31.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益45億円(前期の2.8倍)などを継続した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年12月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■低位株と割安銘柄で挑む12月決算市場  12月期決算銘柄の師走相場では、業績を上方修正し増配を発…
  2. ■師走相場、守りと攻めの二刀流で挑む年末投資戦略  「守るも攻めるも」あと1カ月である。師走相場が…
  3.  暖房機器、除雪商品などを展開し割安放置が目立つセクターにホームセンター株がある。PBRが1倍を割…
  4. ■背広の売れ行きが映す街角の景気シグナル  街角の景気実感を分析し、景気実態を明らかにする経済指標…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る