【株式市場】地政学的な懸念など広がり日経平均は3日ぶりに反落

株式

◆日経平均の終値は1万8777円04銭(170円08銭安)、TOPIXは1543.11ポイント(15.88ポイント安)、出来高概算(東証1部)は18億9876万株

チャート13 27日後場の東京株式市場は、米海軍の艦船が南シナ海で中国の人工島に接近と伝えられ、地政学的な懸念が広がったことなどから模様眺め気分が強まり、日経平均は13時過ぎにかけて一段軟化して186円33銭安(1万8760円79銭)まで下押す場面があった。3日ぶりに反落。前場は小高かった東証2部指数も軟調に転換し、主な株価指数はすべて安い。

 後場は選別物色の色彩が強まり、グランディハウス<8999>(東1)が業績予想の増額などを好感して一段上値を追い、シリコンスタジオ<3907>(東マ)は完全新作スマートフォンアプリなどが期待されて一段高の場面があり、ドリコム<3793>(東マ)はヒットしたゲームアプリの最新作などが期待されてストップ高。ブランジスタ<6176>(東マ)はスマートフォンアプリ事業の新会社などが好感されてストップ高。ビリングシステム<3623>(東マ)エイジア<2352>(東マ)は提携発表などが好感されてストップ高。

 本日新規上場のパートナーエージェント<6181>(東マ・売買単位100株)は結婚相談所を全国展開し、前後場とも買い気配をセリ上げたまま初値がつかず、本日の気配値上限価格になる公開価格1260円の2.3倍の2898円の買い気配で終った。

 東証1部の出来高概算は18億9876万株(前引けは9億3474万株)、売買代金は2兆1764億円(前引けは1兆65億円)。1部上場1904柄のうち、値上がり銘柄数は1400(同582)銘柄、値下がり銘柄数は1400(同1193)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は2業種(前引けは4業種)にとどまり、値上がり業種は、小売り、医薬品、のみだった。

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