【株式市場】材料株物色が活発で日経平均は340円安から持ち直す

株式

◆日経平均の終値は1万6783円15銭(128円17銭安)、TOPIXは1347.72ポイント(14.18ポイント安)、出来高概算(東証1部)は25億4633万株

チャート14 8日後場の東京株式市場は、中国の2月の貿易収支が予想を上回ったとされて株価指数の先物が上昇に転じ、日経平均も11時過ぎの340円10銭安(1万6570円22銭)を下値に回復基調に転換。14時過ぎには1円53銭安(1万6909円79銭)まで回復した。ただ、引き続き米韓軍事演習に対する北朝鮮の反応などが不透明で、JPX日経400指数や東証マザーズ指数など、主な株価指数はすべて安い。

 後場は不動産株が持ち直したほか、材料株物色が強まり、仮想通貨関連のマネーパートナーズグループ<8732>(東1)が中盤から尻上がりの上昇となってストップ高。サイオステクノロジー<3744>(東2)は金融機関向け収益管理システムで特許取得との発表が好感されて大引けにかけてストップ高。ドーン<2303>(JQS)は「ドローン」関連株人気が再燃して一段高。アドウェイズ<2489>(東マ)は昨日に続き「LINE」の上場期待の再燃に乗り大幅続伸。

 東証1部の出来高概算は25億4633万株(前引けは12億6498万株)、売買代金は2兆5754億円(同1兆1897億円)。1部上場1943銘柄のうち、値上がり銘柄数は380(同119)銘柄、値下がり銘柄数は1470(同1766)銘柄。

 また、東証33業種別指数は2業種が値上がり(前引けは全33業種が値下がり)し、不動産、繊維製品が高い。値下がり率の小さい業種は、不動産、繊維製品、卸売り、鉄鋼、小売り、食料品、鉱業、情報・通信、などとなった。

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