データセクション、台湾EMS大手Wistronと業務提携へ、AIサーバー供給体制を強化

■NVIDIA社製GPU搭載サーバーの安定調達を目指す

 データセクション<3905>(東証グロース)は11月21日、台湾のEMS大手Wistron Corporationとの業務提携に向けた基本合意書を締結したと発表。

 Wistronは、ノートパソコンやサーバー、ネットワークシステムなどの製造に強みを持ち、5G、AI、メタバースなどの最新技術分野にも注力している企業である。データセクションは、AIデータセンターの運営及びAIクラウドサービスの展開を新戦略として掲げており、その基盤となる高性能GPUを搭載したサーバーの安定調達のため、複数の供給元確保を目指してきた。

 今回の提携により、両社の技術とリソースを活用し、NVIDIA社製GPUを搭載したAIサーバーの確保及びAIデータセンターの運営における協業を進める。

 業務提携の開始は2025年3月までを予定しており、具体的な内容は今後の協議を経て決定される。同提携による2025年3月期連結業績への影響は既に業績予想に反映済みであり、中長期的な業績及び企業価値向上に寄与するものと見込まれている。Wistronの2023年12月期の売上高は約3兆9,824億円、純資産は約4,787億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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