ピー・シー・エー、CVCファンド設立でイノベーション創出へ、スタートアップ投資に20億円

■バックオフィス業務の課題解決へ、スタートアップとの連携強化

 ピー・シー・エー(PCA)<9629>(東証プライム)は11月25日、2030年度の創業50周年を見据え、「マネジメントサポート・カンパニー」を掲げる中期経営計画の一環として、CVC運用子会社「飯田橋クロスパートナーズ株式会社(ICP)」を設立し、CVCファンド「ICP-1号投資事業有限責任組合(ICP-1号ファンド)」を組成すると発表。これにより、スタートアップ企業との共創を通じて新たな価値を創出し、バックオフィス業務の効率化と生産性向上を支援することを目指していく。

 ICPは2024年12月に東京都千代田区で設立予定で、資本金は5000万円。ピー・シー・エーが全額出資し、代表取締役には長谷川正樹氏が就任予定である。また、ICP-1号ファンドは20億円規模の投資ファンドとして、先端技術や革新的ビジネスモデルを有するスタートアップ企業への投資を目的に運営される。ピー・シー・エーが99%、ICPが1%を出資する形で運用期間は10年間を予定している。

 同プロジェクトの短期的な業績への影響は軽微だが、中長期的には同社グループの企業価値向上が期待されている。ピー・シー・エーは、既存事業の深化と新規ビジネスの開発スピードを加速させ、持続可能な事業環境の構築を目指す考えだ。今後、適時開示が必要と判断される場合には、迅速に対応するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る