井関農機、次世代型抑草ロボット「アイガモロボ2」を発表

■有機水稲栽培の雑草対策を革命的に簡素化する新型ロボット登場

 井関農機<6310>(東証プライム)は12月12日、新型水田自動抑草ロボット「アイガモロボ2(IGAM2)」を発表したと発表。同製品は、スマートオーガニックシステム構築の一環として開発され、有機水稲栽培の最大課題である雑草対策を効率化する次世代ソリューションである。従来機IGAM1を改良し、性能や利便性を大幅に向上させた。

 アイガモロボ2は、水田を濁らせて光合成を妨害する独自の抑草メカニズムを採用し、雑草の成長を抑制する。また、新たに採用されたブラシ機構により走破性と地形対応力が向上。電源を入れるだけで自動航行を開始する簡易操作を実現し、従来必要だった事前設定も不要になった。さらに軽量化を図り、従来比で64%減の約6kgという持ち運びやすさを達成した。

 同製品は、「みどりの食料システム戦略」に基づく有機農業面積の拡大目標を支援する狙いがあり、環境保全型農業の普及を加速させると期待される。2025年3月に275,000円(税込)で発売予定で、農家の負担軽減と有機農業の発展に寄与する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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