シャープ、ウェアラブルAIデバイス「AIスマートリンク」開発、ハンズフリーでAIを活用

■首にかけるだけで、AIが音声で生活をサポート

 シャープ<6753>(東証プライム)は9月17日、京都芸術大学と共同で生成AIとの自然なコミュニケーションを実現するウェアラブルデバイス『AIスマートリンク』を開発したと発表。首に掛けるだけで音声による生成AIとの対話が可能となり、内蔵マイクとカメラで周囲環境を把握した上で応答する。約100gの軽量設計で、ハンズフリーでの長時間利用に適している。

 同デバイスは、シャープが開発中のエッジAI技術「CE-LLM」を搭載し、エッジAIとクラウドAIを即時に使い分けることで、スムーズで自然な会話を実現。利用シーンとしては、自転車運転時のナビゲーションや調理時のガイダンス、AIoT対応家電の音声操作などが想定されている。

 シャープは今後、京都芸術大学との実証実験を進めるとともに、Fairy DevicesやNECと次世代ハンズフリー型AIデバイスの共同開発に向けた協議を開始。2025年度の実用化を目指しており、AIとのコミュニケーションをより身近なものにすることが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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