パナソニックと産総研、世界最高レベル!ナノメートル精度の球直径測定技術を開発

■車載カメラ・内視鏡分野における光学技術の新たな可能性

 パナソニック ホールディングス<6752>(東証プライム)グループのパナソニック プロダクションエンジニアリング(PPE)、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)工学計測標準研究部門・長さ標準研究グループの近藤余範主任研究員、平井亜紀子研究グループ長、川嶋なつみ研究員、尾藤洋一副研究部門長は12月16日、世界最高レベルの精度で球の直径を測定する革新的な技術を開発したと発表。この技術は、車載カメラや内視鏡などの高精細画像を必要とする分野における光学素子の性能向上に大きく貢献するものである。

 開発されたのは、低接触力プローブシステムを搭載した三次元測定機(µ-CMM)とシリコン製ブロックゲージを用いた球直径校正方法である。この方法により、これまでの100nmから200nmの不確かさから大幅に改善し、15nmの不確かさでの球直径測定を実現した。

 この研究成果は、2024年12月7日に学術誌「Precision Engineering」に掲載予定であり、自由曲面レンズ・ミラーの形状計測技術に新たな可能性をもたらすものとして期待されている。特に光学素子の表面形状をナノレベルで精密に測定することを可能にし、次世代の光学デバイス開発に貢献する技術である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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