【株式市場】日経平均は後場326円安まで下押す場面があり年初来の安値を更新

◆日経平均は2万7013円25銭(267円92銭安)、TOPIXは1880.68ポイント(16.51ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億3197万株

 8月20日(金)後場の東京株式市場は、日本郵船<9101>(東1)などの大手海運株が次第安となり、このところ業績予想の増額修正や北米景気回復への期待で上げてきただけに、全体相場の寄りどころが揺らぐ印象になった。日経平均もジリジリ下げ幅を広げ、14時30分頃に326円36銭安(2万6954円81銭)まで下押し、取引時間中の年初来安値を更新。大引けは2万7千円を回復したが大幅続落となり、終値でも年初来の安値を更新した。

 後場は、レオパレス21<8848>(東1)が一段高となり、8月10日の四半期決算発表を境に反発する相場で高値を更新。小池酸素<6137>(東2)は新型コロナ自宅療養中の妊婦にかかわる事件や病床ひっぱく報道を受け一段高。すららネット<3998>(東マ)は夏休み明けの小中校に休校続出なら商機とされて一段高。

 20日新規上場となったフューチャーリンクネットワーク<9241>(東マ)は午前11時45分に公開価格2470円を75%上回る4315円で初値がつき、高値は前場の4425円、後場はダレ模様となり大引けは3615円。

 同じくシイエヌエス<4076>(東マ)は午前10時46分に公開価格1940円を55%上回る3010円で初値がつき、高値は前場の3035円、後場は次第に値を消し大引けは2310円。

 東証1部の出来高概算は12億3197万株(前引けは5億8571万株)、売買代金は2兆8306億円(同1兆3382億円)。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は693(前引けは867)銘柄、値下がり銘柄数は1411(同1199)銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種(前引けは10業種)が上げ、値上がりした指数は、電力・ガス、陸運、その他製品、小売り、食料品、医薬品、精密機器、となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る