象印マホービンが急伸、業績予想の増額修正を好感、IH炊飯ジャーの最上位機種「炎舞炊き」など好調

■円安による輸入コスト増はあったが価格転嫁や営業外収益で補う

 象印マホービン<7965>(東証プライム)は12月17日、買い気配で始まった後12%高の1759円(191円高)まで上げ、年初来の高値1780円(2024年10月2日)に向けて急伸相場となっている。16日の15時30分に業績予想の増額修正を発表し、好感買いが先行している。決算発表は12月23日の予定。

 2024年11月期の連結業績予想を全体に増額修正し、売上高は23年11月に開示した従来予想を0.3%上回る872.21億円の見込みに見直し、営業利益は同14.5%上回る59.55億円の見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同29.3%上回る64.62億円の見込みに見直した。最上位機種である「炎舞炊き」を中心に圧力IH炊飯ジャーや加湿器などが好調に推移した。円安による輸入コストの増加はあったが、価格転嫁を進めたことや持分法投資利益、受取利息等の営業外収益が想定を上回って推移した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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