【株式市場】日経平均は459円高、配当取りの買いなどで後場一段と上げ7日ぶり反発、師走特有の値動きも

◆日経平均は3万9161円34銭(459円44銭高)、TOPIXは2726.74ポイント(24.75ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は17億8148万株

 12月23日(月)後場の東京株式市場は、米夜間取引でダウ先物などが高いとされ、中盤からはアドバンテスト<6857>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)が一段と強含むなどで買い安心感が強まった。日経平均は13時頃から次第高となって前場の高値を上回り、508円27銭高(3万9210円17銭)まで上げて大引けも上げ幅400円台を保ち7日ぶりに反発した。みずほFG<8411>(東証プライム)や三井不<8801>(東証プライム)が一段と強含み、前場一時ダレたキヤノン<7751>(東証プライム)や山崎パン<2212>(東証プライム)が再び強含むなど、12月期末配当や優待の手厚い銘柄が買われる様子。1月決算銘柄にも視野が広がりネオジャパン<3921>(東証プライム)は8日ぶりに反発。

 後場は、マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)が後場もストップ高買い気配を続け、引き続き株主優待の拡充や不用品リユースでの提携自治体拡大など好感。師走の「餅つき相場」で中小型株に値幅を出す銘柄が目立ち、ミガロHD<5535>(東証プライム)はグループ会社の顔認証システムのまとまった採用など好感され2日連続大幅高。リベルタ<4935>(東証スタンダード)は子会社の独占販売代理店契約など材料視した中旬からの騰勢が需給の引き締まりを強めてきたとかで一段高となり2日連続ストップ高。GFA<8783>(東証スタンダード)も中旬からの騰勢に育毛剤事業の材料が加わり一段高のストップ高。ファンペップ<4881>(東証グロース)は臨床試験に関する発表が好感されて後場急伸。

 23日新規上場となった令和アカウンティング・ホールディングス<296A>(東証グロース)は521円(公開価格360円の45%高)で初値をつけ、前場525円まで上げたが、後場は売買交錯に転じて大引けは481円(同34%高)だった。

 東証プライム市場の出来高概算は17億8148万株(前引けは9億4133万株)、売買代金は3兆5066億円(同1兆8214億円)。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は1179(前引けは1131)銘柄、値下がり銘柄数は408(同460)銘柄。

 東証33業種別指数は30業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、輸送用機器、サービス、卸売り、銀行、石油石炭、鉱業、精密機器、証券商品先物、保険、電気機器、不動産、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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