【株式市場】日経平均は124円安だがTOPIXは2日続伸、米国のXマス休場を前に姿勢が分かれる

◆日経平均は3万9036円85銭(124円49銭安)、TOPIXは2727.26ポイント(0.52ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億4806万株

 12月24日(火)後場の東京株式市場は、米国24日が短縮取引で25日はクリスマス休場とあって様子見姿勢が漂い、日経平均は終始3万9050円(約110円安)をはさんで小動きを続け、大引け前5分間の板寄せ後も大きくは動かず反落となった。中で、日産自<7201>(東証プライム)と三菱自<7211>(東証プライム)は後場ジリ高となり経営統合に向けた期待が次第に強まる様子。ホンダ<7267>(東証プライム)は前場急伸したまま上げ幅を保って推移し売買代金1位。商船三井<9104>(東証プライム)などの海運株はトランプ氏のパナマ運河に関する発言を受け運賃上場期待などで高い。TOPIXの大引けは小高くなり2日続伸。

 後場は、ビューティカダンHD<3041>(東証スタンダード)が高値引けのストップ高となり下期に業績持ち直す期待などで一部から推奨が出たもよう。イメージ ワン<2667>(東証スタンダード)は一段と上げ「株主総会の決議ご通知」の開示を受け期待再燃の様子。ARアドバンストテクノ<5578>(東証グロース)はAIチャットボットなどによるバックオフィス業務負荷の大幅軽減など注目され一段高。上場2週目のユカリア<286A>(東証グロース)は昨日の上場来安値から急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は18億4806万株(前引けは10億1498万株)、売買代金は3兆944億円(同1兆7114億円)。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は745(前引けは726)銘柄、値下がり銘柄数は817(同852)銘柄。

 東証33業種別指数は18業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、電力ガス、輸送用機器、鉄鋼、銀行、パルプ紙、鉱業、ゴム製品、医薬品、証券商品席者、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る