OpenAIが「GPT-5.4」公開、専門職向け実務能力で旧モデルを大幅に上回る
- 2026/3/6 10:15
- その他・経済

■44職種ベンチマークで専門家水準を83%達成
OpenAIは3月5日、同社のフロンティアモデルの最新版「GPT-5.4」をChatGPT、API、Codexで順次公開したと発表した。推論、コーディング、エージェントワークフローの各領域における技術的進歩を単一モデルに統合し、専門職向けの実務用途に最適化した設計が特徴だ。
■知識労働・文書作成能力が大幅向上
知識労働の分野では、GPT-5.4が44職種にわたる業務タスクを対象としたベンチマーク「GDPval」で、業界専門家と同等以上の水準を83.0%の比較で達成し、前世代モデルGPT-5.2の70.9%を上回った。スプレッドシートモデリングの内部評価でも平均スコアが87.3%となり、GPT-5.2の68.4%から大幅に改善した。コンピュータ利用機能では、デスクトップ操作ベンチマーク「OSWorld-Verified」で75.0%の成功率を記録し、人間の72.4%を上回る結果となった。
■コーディング高速化とツール連携の効率化を実現
コーディング性能は、GPT-5.3-Codexに匹敵する水準を維持しつつ推論レイテンシを削減し、Codexの「/fast」モードでは最大1.5倍のトークン速度を実現する。また、ツール検索機能の導入により、多数のツールを扱うワークフローでトークン使用量を最大47%削減できることが確認された。ウェブ検索精度を測るBrowseCompでは、GPT-5.4 Proが89.3%の最高水準を達成した。
■有料プランで本日より順次展開、安全対策も多層化
APIにおける提供価格はGPT-5.2を上回り、入力トークンは1Mあたり2.50ドル、出力トークンは同15ドルに設定されている。ChatGPTでは「GPT-5.4 Thinking」がPlus、Team、Proユーザーに本日より順次提供される。安全性面では、同社が同モデルを「高サイバー能力」と位置付け、監視システムや信頼できるアクセス制御など多層的な対策を講じたうえで展開している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























