OpenAIが「GPT-5.4」公開、専門職向け実務能力で旧モデルを大幅に上回る

■44職種ベンチマークで専門家水準を83%達成

 OpenAIは3月5日、同社のフロンティアモデルの最新版「GPT-5.4」をChatGPT、API、Codexで順次公開したと発表した。推論、コーディング、エージェントワークフローの各領域における技術的進歩を単一モデルに統合し、専門職向けの実務用途に最適化した設計が特徴だ。

■知識労働・文書作成能力が大幅向上

 知識労働の分野では、GPT-5.4が44職種にわたる業務タスクを対象としたベンチマーク「GDPval」で、業界専門家と同等以上の水準を83.0%の比較で達成し、前世代モデルGPT-5.2の70.9%を上回った。スプレッドシートモデリングの内部評価でも平均スコアが87.3%となり、GPT-5.2の68.4%から大幅に改善した。コンピュータ利用機能では、デスクトップ操作ベンチマーク「OSWorld-Verified」で75.0%の成功率を記録し、人間の72.4%を上回る結果となった。

■コーディング高速化とツール連携の効率化を実現

 コーディング性能は、GPT-5.3-Codexに匹敵する水準を維持しつつ推論レイテンシを削減し、Codexの「/fast」モードでは最大1.5倍のトークン速度を実現する。また、ツール検索機能の導入により、多数のツールを扱うワークフローでトークン使用量を最大47%削減できることが確認された。ウェブ検索精度を測るBrowseCompでは、GPT-5.4 Proが89.3%の最高水準を達成した。

■有料プランで本日より順次展開、安全対策も多層化

 APIにおける提供価格はGPT-5.2を上回り、入力トークンは1Mあたり2.50ドル、出力トークンは同15ドルに設定されている。ChatGPTでは「GPT-5.4 Thinking」がPlus、Team、Proユーザーに本日より順次提供される。安全性面では、同社が同モデルを「高サイバー能力」と位置付け、監視システムや信頼できるアクセス制御など多層的な対策を講じたうえで展開している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シャープ堺工場跡地を再活用、水冷技術と再エネ電力で高性能計算を実現  KDDI<9433>(東証…
  2. ■2026年3月6日全国公開、日本の観客へ感謝を込めた特別版  ギャガは、『映画 冬のソナタ 日本…
  3. ■写真555点で広がる味覚の世界、0歳からの「はらぺこ図鑑」  学研ホールディングス<9470>(…
2026年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■投資バリューは中立も株価材料として機能する局面も  株式市場は3月相場入りを控え、株式分割銘柄の…
  2. ■東京市場、株式分割ラッシュ拡大、値がさ化の進行が契機  3月相場は、また「二日新甫」である。「二…
  3. ■地銀・建設・リサイクル株が業績上方修正クラスターを形成  今週の当コラムは、内需ディフェンシブ株…
  4. ■「TACO」神話揺らぐ、内需関連が上場来高値圏  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みする…
  5. ■高市トレード調整は好機か、配当利回り上位株で権利取り戦略  今週の当コラムは、権利付き最終売買日…
  6. ■「音楽が鳴っている限り踊る」か「笛吹けど踊らず」か、高市トレードで問われるベテラン投資家の知恵 …

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る