JTOWERは上場来の安値圏から急激に出直る、KDDIとの「共同検討」を好感

■中長期事業戦略上の重要な取り組みにかかわるとし期待強まる

 JTOWER<4485>(東証グロース)は7月23日、買い気配で始まった後17%高の1797円(265円高)まで上げ、上場来の安値圏から急激に出直っている。22日15時に「KDDI(9433:東証プライム)との通信鉄塔の中長期的な整理統合を含む共同検討の覚書締結に関するお知らせ」を発表、タワー事業などの拡大に期待が広がっている。

 発表では、詳細については、今後検討を進めていく予定であり、2025年3月期業績への影響は現時点では未定とした。だが、「更改タイミングを迎えた屋内4G設備のインフラシェアリングへの入れ替え等について、施策の検討」を行うほか、「屋内4G設備のインフラシェアリングへの入れ替え(4Gリプレース)の推進は、当社の中長期事業戦略上も重要な取り組み」とし、中長期的な貢献をうかがわせた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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