新成人が描く「100年人生」への意識調査、100年人生を前向きに捉え挑戦を続ける意識が明らかに

■18歳は大人という認識が浸透、新成人の7割超が同意

 博報堂DYホールディングス<2433>(東証プライム)グループの博報堂シンクタンク「100年生活者研究所」は、成人の日を前に「100年生活者調査~新成人編~」を実施した。18歳から80代の男女800名を対象に行われたこの調査では、新成人層(18~20歳)の多くが「18歳は大人」と認識していることが明らかになった。全体で56%が「18歳は大人」と考える中、新成人層に限るとその割合は72.9%と顕著である。これは、2022年に施行された民法改正が成人年齢を20歳から18歳に引き下げたことを受け、若年層における成人意識の変化を示している。

■「100歳まで生きたい」と答える若者たち

 人生100年時代を前提にした調査結果も注目に値する。全体の31.4%が「100歳まで生きたい」と回答した一方で、新成人層ではその割合が51%と全体を大きく上回った。新成人層は人生をポジティブに受け止め、多様な楽しみや目標を見つけることに積極的である。また、人生100年時代における理想の大人像については「色々なことに挑戦し続ける」や「楽しみを見つけ続ける」という項目が高い割合で挙げられており、これらは探求心を持ち続ける姿勢の表れであるといえる。

■挑戦と探求心が描く未来

 調査結果は、新成人層が「生涯探求者」としての意識を持ちながら、自分らしい100年人生を追求しようとしている姿を映し出している。社会全体では「20代以降に大人になったと感じる」との回答が8割以上を占める中、新成人層は成人年齢の変化に適応し、自身の生き方を模索している。この意識の変化は、日本社会の未来像を考える上で重要な指標となるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る