スズキが8%高、自動車業界の再編など今年の注目要因とされる中でインドに強い点など注視

■大御所の逝去を受け同社にも再編の波が打ち寄せるとの思惑

 スズキ<7269>(東証プライム)は1月6日、8%高の1932.5円(142.5円高)まで上げて2024年7月以来の1900円台に進み、後場も1900円前後で堅調に売買されている。12月にホンダ<7267>(東証プライム)と日産自<7201>(東証プライム)が経営統合への協議開始を発表し、今年は自動車業界の再編の動きが注目材料とされている中、スズキの大御所と言われた鈴木修・元会長が12月に逝去したことを受け、同社にもこの波が打ち寄せて来るとの思惑が出ているようだ。

 株式市場関係者の見立てでは、スズキはインドへの進出が早く事業基盤が確立しているため、インド進出を進める上で「スズキと組めば早い」との見方がある。資本面では、トヨタ自動車<7203>(東証プライム)がスズキに5%近く出資し、SUBARU<7270>(東証プライム)には20%出資していることもあり、思惑が湧き出しやすいようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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