【株式市場】日経平均は29円安で5日続落だが主力株の一角が強くTOPIXは堅調で小反発

◆日経平均は3万8444円58銭(29円72銭安)、TOPIXは2690.81ポイント(8.23ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は16億2239万株

 1月15日(水)後場の東京株式市場は、前場に堅調な銘柄が多かった半導体関連株に値を消す銘柄が増え、日経平均は13時頃から小安くなる場面が増えて14時過ぎからはクッキリと軟化し、小安いまま大引けとなった。5日続落。中で、ソニーG<6758>(東証プライム)は前場の上げ幅を保ち大引け一段強調。みずほFG<8411>(東証プライム)も一段ジリ高など銀行・保険株が高く、日銀の利上げを意識の見方。日本製鉄<5401>(東証プライム)は前場の高値を抜けなかったが終始堅調。TOPIXの大引けは堅調で反発した。

 後場は、シナネンHD<8132>(東証プライム)が急動意となって一段上げ、シェアサイクル「ダイチャリ」を習志野商工会議所に設置との発表など材料視されたもよう。TSIホールディングス<3608>(東証プライム)は業績・配当予想の増額修正と自社株買いが好感され前後場とも終日買い気配のまま大引けまでストップ高。トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は後場寄り後に一段上げて推移し引き続き四半期決算など好感。ユニバーサルエンター<6425>(東証スタンダード)は一段高となりフィリピンの統合型リゾート施設運営会社の実績速報など好感。ククレブ・アドバイザー<276A>(東証グロース)は業績予想の増額修正が好感され終日買い気配のまま大引けまでストップ高。グロービング<277A>(東証グロース)は四半期決算が材料視され前場ストップ高で値がついたまま後場は大引けまで買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算は16億2239万株(前引けは7億9151万株)、売買代金は3兆8741億円(同1兆8654億円)。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は864(前引けは1003)銘柄、値下がり銘柄数は704(同569)銘柄。

 東証33業種別指数は22業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位は、銀行、その他製品、水産農林、保険、繊維製品、鉱業、ゴム製品、小売り、鉄鋼、陸運、不動産、電気機器、倉庫運輸、電力ガス、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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