【株式市場】前場の日経平均は183円高、米S&P500の一時最高値など好感され一時252円高

◆日経平均は3万9830円11銭(183円86銭高)、TOPIXは2746.82ポイント(9.63ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億7201万株

 1月23日(木)前場の東京株式市場は、日銀の金融政策決定会合(23、24日)が始まり様子見姿勢はあったものの、NYダウ130ドル高やS&P500種の一時ザラ場最高値などが好感され、日経平均は163円高で始まった後も上値を追い、一時252円40銭高(3万9898円65銭)まで上げて終始堅調に推移した。旧・村上ファンド系が株式を保有と伝えられた王子HD<3861>(東証プライム)が活況高となり、低PBR銘柄の多い紙パ株が人気化。ソフトバンクG<9984>(東証プライム)や住友電工<5802>(東証プライム)などの電線株は続伸一段高となり引き続きトランプ大統領の巨額IT投資を好感。三菱重<7011>(東証プライム)などの重工株も高い。ハイデイ日高<7611>(東証プライム)は増配と自社株買いが好感されて急伸。

 日本空港ビルデング<9706>(東証プライム)が急伸し羽田空港の施設利用料の値上げを好感。ギグワークス<2375>(東証スタンダード)はエイチ・アイ・エス<9603>(東証プライム)との連動企画など期待されて出直り拡大。WHY HOW DO COMPANY<3823>(東証スタンダード)は新規事業立ち上げ、提携など材料視され一段高。24セブン<7074>(東証グロース)は決算発表後に急伸した相場の調整が浅く再注力の動きとされ一段高。レナサイエンス<4889>(東証グロース)は一段高となり米ノースウエスタン大が東北大の同社ラボに研究室を設置とされ材料視。

 東証プライム市場の出来高概算は9億7201万株、売買代金は2兆4324億円。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は472銘柄、値下がり銘柄数は1102銘柄。

 東証33業種別指数は17業種が値上がりし、その他製品、パルプ紙、情報通信、機械、サービス、非鉄金属、電気機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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