日本板硝子が一段と出直って始まる、ドイツ・ヴィッテン工場の生産体制見直しなど材料視

■今3月期に退職関連費用など11億円の一時費用を見込む

 日本板硝子<5202>(東証プライム)は1月27日、一段と出直って始まり、取引開始後は403円(20円高)まで上げて昨年8月以来の400円台に進んでいる。前取引日に当たる24日午後、ドイツの自動車用ガラス生産体制見直しなどについて発表し、効率化の向上などに期待が出ている。

 発表によると、直近のドイツを含む欧州地域における自動車用ガラス市場の需要が弱い一方で、コスト上昇が継続している状況を勘案し、生産体制の適正化による収益性の改善を目指す。同社グループのドイツ法人Pilkington Automotive Deutschland GmbH社のヴィッテン工場(ドイツ・ノルトラインヴェストファーレン州)で自動車用ガラス生産体制を見直す。2025年3月期において退職関連費用を含む一時費用として約11億円の個別開示項目費用の計上を見込んでいる。これを踏まえた通期業績予想についてはあらためて精査の上で公表するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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