【銘柄フラッシュ】駅探急伸し六甲バターなどTPP関連株も再び動意

銘柄

 16日は、みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)がNISA(少額投資非課税制度)枠で投資したい銘柄の人気上位とされて1.2%高に過ぎないが高値引けとなり、メガバンクは軒並み対高い。村田製作所<6981>(東1)は円安の再燃や米アップル社の「iPod touch(アイポッドタッチ)」新モデル発売などが材料視されて5.1%高の高値引けとなり、ソニー<6758>(東1)はファイナンス中(公募増資期間)で対ドルでの円安が逆風にもかかわらず持ち直して0.7%高の高値引けとなったため、強力な日本株買いの動きが再来かと思惑を呼んだ。

 本日上場となったアイリッジ<3917>(東マ)は前後場とも買い気配のまま値がつかず、大引けは気配値のまま上げる場合の本日上限に達し、公開価格1200円の2.3倍の2760円で買い気配となった。

 安全保障関連法案が衆院本会議で可決され、次はTPP(環太平洋経済連携協定)交渉に取り組む番との見方があり、六甲バター<2266>(東1)が6.3%高の急反発となり、神戸物産<3038>(東1)は5.6%高で分割など考慮後の上場来高値を連日更新。ボルテージ<3639>(東1)も後場一段強含み、大引け後に業績予想の増額修正を発表。
 
 富士山マガジンサービス<3138>(東マ)は2ケタ増収増益の見込みで、既上場銘柄の中に類似サイトを運営する企業がないことなどが言われて18.7%ストップ高、駅探<3646>(東マ)は特許出願の「旅程検索システム」などが材料視されて17.4%ストップ高。

 東京電力<9501>(東1)は3.8%高、四国電力<9507>(東1)は3.9%高など、電力株が軒並み高となり、四国電力・伊方原発の再稼働に現実味が出てきたことなどが材料視された。任天堂<7974>(東1)は3月にDeNA<2432>(東1)と提携したことなどが蒸し返されて3.9%高。セキュリティ関連株の人気も再燃し、FFRI<3692>(東マ)は16.0%高となって上場来の高値に進んだ。

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