サンウェルズは後場も一段ジリ高、「介護にスキマバイト活用、厚労省」と伝えられ期待強まる

■待機者が増加傾向で介護人材の拡大に追い風の期待

 サンウェルズ<9229>(東証プライム)は1月28日、前後場ともジリ高傾向となり、15時にかけて9%高の681円(55円高)まで上げている。パーキンソン病専門ホーム「PDハウス」の運営などを行い、「介護にスキマバイト活用、送迎や清掃、アプリで人手確保、厚労省、利用を後押し」(日本経済新聞1月28日付朝刊)と伝えられたことなどが買い材料になったようだ。

 「厚生労働省は、介護事業者が人材仲介アプリで未経験者を集める取り組みを後押しする」「送迎や清掃など介護資格が不要な業務を切り出し」「スキマバイトのように短時間や短期で働く学生らを呼び込み、人手を確保する」などと伝えられた。同社の第1四半期決算(2024年4~6月)では、「既存施設稼働率・新規施設集客ペース共に好調」(決算説明資料)だった一方、待機者は24年3⽉末の300名から370名超へと増加した。こうした拡大に対して人材の確保も求められる傾向になっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る