円相場が一時151円台、1円超の円高、日銀幹部や加藤財務相の発言で動意強めたとの見方

日銀と東証

■1月中旬の1ドル157円台から反転、物価・インフレを意識

 2月6日の外為市場で昼にかけて円高が進み、一時1ドル151円80銭前後(前日夕方に比べ1円10銭前後の円高)となった。年初の1月10日には同157円台まで円安が進んでいたが、以後は日銀による利上げ観測、トランプ氏の大統領就任、利上げ発表などを受けて円が強含む展開となり、直近は日銀幹部や加藤財務相の発言を受けて動意を強める展開になっている。

 日経電子版によると、「日銀の田村委員は6日午前、長野県で開いた金融経済懇談会の挨拶で、『2025年度後半には少なくとも1%程度まで短期金利を引き上げておくことが、物価安定の目標を持続的・安定的に達成するうえで必要だ』などと述べた」(日経電子版2月6日正午頃)。

 また、加藤勝信財務相は、「6日の衆院予算委員会で、『基本的には現状、物価が上がっているという意味ではインフレ』との認識を示した上で『今後の可能性を含め、デフレに再び戻らないと言い得る状況にはなってない』との見方を示した」(ロイターニュース2月6日午前11:32)と伝えられた。現状は物価高とインフレを意識すべき状況との見解を示したと受け止められ、日銀の金利一段引き上げを押しとどめるものではないとの見方につながった。

 ニトリHD<9843>(東証プライム)、しまむら<8227>(東証プライム)が後場一段と強含み、ファーストリテ<9983>(東証プライム)は下げ幅を縮めるなど、円高メリット株に動意を強める動きが出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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