【株式市場】日経平均は436円高、反発、後場はイスラエルとイランの停戦に半身の構えだが買い旺盛

◆日経平均は3万8790円56銭(436円47銭高)、TOPIXは2781.35ポイント(20.17ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は15億8002万株

 6月24日(火)後場の東京株式市場は、朝に伝えられたイスラエルとイランの停戦合意について、いぜんイスラエル側からの発表はないとされ、前場上げた東京エレク<8035>(東証プライム)やレーザーテック<6920>(東証プライム)が横ばい小動きに転換。同じくソニーグループ<6758>(東証プライム)はダレ模様になった。ただ、石油株が引き続き軟調なため個別物色は活発で、日東紡績<3110>(東証プライム)やフジクラ<5803>(東証プライム)がデータセンター投資活発化など受け一段高となった。日経平均は450円高(約3万8800円)の水準で小動きを続け、大引けはややダレたが大幅に反発した。

 後場は、三菱重工<7011>(東証プライム)が14時頃にかけて上げる場面があり防衛予算のGDP比5%との米国要望観測など材料視。インタートレード<3747>(東証スタンダード)は一段ジリ高となり証券売買システムの認証複雑化は追い風の見方。フォーバル・リアルストレート<9423>(東証スタンダード)は終盤に急動意となり大株主の持ち株に異動の可能性など材料視。TDSE<7046>(東証グロース)も一段高となりAI関連新サービス出の協業に期待増幅。グローバルウェイ<3936>(東証グロース)は急反発となりTicTockShop関連サービス開始を買う相場が再燃の見方。

 新規上場のプリモグローバルホールディングス)<367A>(東証スタンダード)は公開価格2150円。取引開始後に2013円で初値をつけ、前引けは1875円。後場は売買交錯が続き大引けは1685円の安値引けとなった。

 東証プライム市場の出来高概算は15億8002万株(前引けは7億8773万株)、売買代金は4兆2040億円(同2兆1538億円)。プライム上場1627銘柄のうち、値上がり銘柄数は1044(前引けは1137)銘柄、値下がり銘柄数は509(同421)銘柄。

 東証33業種別指数は20業種(前引けは26業種)が値上がりし、非鉄金属、空運、証券商品先物、その他製品、電気機器、銀行、医薬品、情報通信、サービス、機械、などが値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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