アイスタイル、好調な化粧品EC・店舗事業で業績予想を上方修正へ、7年ぶりとなる配当再開を決定

■マーケティング支援とリテール事業が牽引、韓国事業も黒字化

 化粧品関連サービス大手のアイスタイル<3660>(東証プライム)は2月12日、2025年6月期第2四半期(2024年7-12月)の連結業績において、売上高331億円(前年同期比22.0%増)、営業利益15億円(同75.8%増)と大幅な増収増益を達成したと発表。主力のマーケティング支援事業とリテール事業が業績を牽引し、韓国事業も黒字化を実現している。

 リテール事業では、ECサイト「@cosme SHOPPING」と店舗「@cosme STORE」の双方が好調で、売上高は前年同期比28.1%増の255億円となった。マーケティング支援事業も大手から新興ブランドまで取引を拡大し、売上高は同11.3%増の47億円を記録。韓国事業における日本進出支援などBtoBサービスの成長により、グローバル事業の収益性も改善している。

 好調な業績を受け、2025年6月期の通期業績予想を上方修正し、売上高660億円(前期比17.7%増)、営業利益28億円(同44.3%増)を見込む。また、7年ぶりとなる配当再開を決定し、期末配当として1株当たり1円を予定している。新規出店や既存店改装による店舗網の拡充、ECとリアル店舗の融合による顧客体験の向上など、成長戦略は順調に進展している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る