星光PMCの第1四半期は、新綜工業が加わったこともあり増収増益と順調

■樹脂事業は大幅増収増益

 星光PMC<4963>(東1)の第1四半期は、新綜工業が加わったこともあり増収増益と順調なスタートとなった。ちなみに、前年同期は増収ながら減益であった。

 同社は、製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業(子会社KJケミカルズ)を展開している。なお、第1四半期より、連結子会社となった新綜工業の業績が加わる。

 セグメント別では、製紙用薬品事業は、需要が前年同期並みとなる中、国内市場・中国市場へ差別化商品の売上増加に努めたことで、売上高は40億77百万円(前年同期比1.2%増)、セグメント利益は4億33百万円(同4.8%増)となった。

 樹脂事業は、オフセットインキ用樹脂・記録材料用樹脂の売上高が減少し、フレキソ・グラビアインキ用樹脂の売上高が前年同期並みとなったが、新綜工業が加わったことにより、売上高は16億87百万円(同31.5%増)、セグメント利益は1億35百万円(同36.9%増)と大幅増収増益。

 化成品事業の売上高は、主力製品の輸出売上の増加により9億57百万円(同12.0%増)、セグメント利益は1億45百万円(同1.4%増)であった。

 その結果、19年12月期第1四半期連結業績は、売上高67億22百万円(同9.0%増)、営業利益6億22百万円(同7.1%増)、経常利益6億64百万円(同12.7%増)、純利益5億円(同7.0%増)となった。

 第2四半期連結業績予想に対する進捗率は、売上高48.9%(前期49.1%)、営業利益64.8%(同61.0%)、経常利益65.7%(同58.4%)、純利益72.5%(同60.3%)と利益面での進捗が伸びていることから順調といえる。

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