タスキホールディングス、建築プラン生成AIサービスの住戸割り当てアルゴリズムが特許を取得

■高層・低層の2パターンで最適解を提案、ボリュームチェック時間を大幅短縮

 タスキホールディングス<166A>(東証グロース)のグループ会社であるZISEDAIは2月12日、建築プラン生成AIサービス「TOUCH&PLAN」に関する特許(特許第7599191号)を取得したと発表。同技術は、地域ごとの建築規制を考慮しながら、収益性を最大化する住戸割り当てアルゴリズムを提供する。不動産開発事業者は、このシステムを活用することで、住戸数や面積の最適化を迅速かつ効率的に行うことが可能となる。

 「TOUCH&PLAN」は、敷地情報や用途地域、各種建築規制を基にボリュームチェックを行い、建築可能な容積を算出する。さらに、天空率や行政条例を加味した建築プランを自動生成し、複数の設計パターンを提示する。これにより、高層・低層の異なる建築モデルを比較し、最適な開発計画を短時間で策定できる。今回の特許取得により、より精度の高い住戸設計が可能となった。

 ZISEDAIはこれまでにも、建築プラン自動生成やOCR技術に関する特許を取得しており、不動産テック分野での技術革新を推進している。タスキホールディングスは今後も、AIを活用した建築・不動産DXの発展に貢献していく方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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