ワシントンホテルが一段高、業績予想の増額修正、増配、自社株買いを好感

■3月期末配当は前回予想比5円増20円(前期比10円の増配)に

 ワシントンホテル<4691>(東証スタンダード)は2月18日、一段高となり、午前10時過ぎに16%高の1198円(167円高)まで上げて2020年2月以来の1100円台に進んでいる。14日に第3四半期決算と通期業績予想の増額修正、増配、自己株式の取得(自社株買い)を発表。翌取引日から2日連続大幅高となっている。

 発表によると、この期は、秋の観光シーズンに訪日観光客(インバウンド)の増加も重なり、全国的な宿泊需要が全体的に押し上げられることになった上、同社では旅行代理店への営業強化や、リニューアルに伴うツインルーム、コネクティングルームといった複数名利用可能な客室を増室するなどの集客向上策などの効果もあり、客室稼働率、並びにADR(平均客室単価)が想定を上回る推移となった。今期・25年3月期の連結業績予想を全体に増額修正し、経常利益は24年5月に開示した前回予想を36.6%上回る見込みに見直した。

 3月期末配当は、前回予想から5円増配の20円(前期比10円の増配)に修正するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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