大林組、建機メーカー問わず後付け可能な自動運転装置を開発、有人操業時と同水準の作業を実現

■バイオマス発電所で自動運転実証、135トンの燃料運搬に成功

 大林組<1802>(東証プライム)は2月18日、ホイールローダの後付け自動運転装置を開発し、大林神栖バイオマス発電所で実証実験を実施したと発表。同装置は、メーカーや機種を問わず後付け可能で、3D-LiDARなどのセンサーを活用し、すくい込みから投入までの一連の作業を自動化できる。

 実証実験では、バイオマス発電の燃料となるPKSの運搬作業を行い、発電所の安定稼働に必要な135トンを約2時間半で投入することに成功した。夜間でも日中と同様の作業が可能なことも確認された。

 同装置は、すくい込み位置と積み込み・投入位置が固定された環境であれば、昼夜を問わず運用が可能だ。今後は採石業や他の発電施設での活用も視野に入れ、さまざまな産業の省人化と生産性向上に貢献していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る