綿半HDグループの綿半トレーディングは新たな天然赤色食品「プリックリーペア(ウチワサボテン果実)クリアジュース」を販売開始

■食品メーカーにとっては朗報

 綿半ホールディングス(綿半HD)<3199>(東証プライム)は、グループ会社の綿半トレーディング(東京都新宿区)が、プリックリーペアクリアジュースの販売を開始したと発表。

IMG_5359.png

 綿半トレーディングでは、国内で唯一ウチワサボテン果実のピューレとパウダーを取り扱っており、今回新たに「プリックリーペアクリアジュース」の販売を開始した。新たな「赤色着色料」を検討中の食品メーカーにとっては、朗報となる。

 プリックリーペアとも呼ばれるウチワサボテン果実は、レッドビートと同じ天然の赤紫色素『ベタレイン』を含んでおり、着色料なしで綺麗な赤色やピンク色の色味を出すことができる。さらに、ベタレインは鮮やかな色味を出すだけでなく、高い抗酸化作用があると言われている。

 また、ウチワサボテン果実は、ベタレイン以外の栄養価も高く、ビタミンC、ビタミンB、ビタミンEなどのビタミンだけでなく、カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン、その他ミネラルも豊富に含まれている。特にカリウムは塩分排出、利尿作用、むくみ改善に効果が期待されている。

■プリックリーペアクリアジュースの特徴
 プリックリーペアクリアジュースは、メキシコ産のプリックリーペアピューレ(3倍濃縮品)を還元し、酵素処理した製品。従来のピューレに含まれていた食物繊維などのパルプ分が取り除かれることにより、鮮やかな色味を残しつつ飲料などに使用することが可能となった。

■サボテンの有用性
 メキシコで食用として知られるウチワサボテン果実は、茎とともに食品として古くから親しまれている。甘酸っぱいベリー系の味は、レッドビートのような癖はなく、製菓だけでなく、幅広い食品・健康食品に使用できる。綿半トレーディングは中部大学(愛知県春日井市)とコンソーシアムを結成し、食用サボテンの農業シーズとしての価値を科学的に評価し、社会実装に向けた基盤構築と社会的認知の向上を目指している。国内でもサボテンに対する期待値が高まっており、綿半トレーディングでは果実だけでなく、緑色の茎製品の販売も行っており、社会実装に向けた基盤構築と社会的認知の向上を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る