JPホールディングスが急伸、株主優待制度の導入、増配、業績予想の増額修正を好感、一時ストップ高

■株主優待は年2回、3月末および9月末を基準日として開始

 JPホールディングス<2749>(東証プライム)は2月26日、買い気配のまま急伸して始まり、ストップ高の617円(100円高)で始値をつけ、急激に出直る相場となっている。保育園運営の最大手で、25日の18時前に今3月期(2025年3月期)の連結業績・配当予想の増額修正と株主優待制度の導入を発表、好感買いが殺到した。今3月期末配当は1株12円の予定(前期比4円の増配)とした。

 今3月期の見通しは、2月12日の第3四半期決算発表の時点では、政府による保育士の大幅な処遇改善にともなう補助金の精査中だったことから予想を据えておいていたが、売上高は従来予想を6.3%上回る409億40百万円(前期比8.1%増)の見込みとなった。親会社株主に帰属する当期純利益は同25.9%上回る39億12百万円(同33.6%増)の見込みとなった。

 株主優待は年2回(毎年3月末日および9月末日を基準日として)実施することとし、5単元(500株)以上の同社普通株式を6ヶ月以上継続保有する株主を対象として、年間合計2万円分のQUOカード(年間2回、各基準日1万円のQUOカード)を進呈するとした。25年3月末の基準日から開始する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る