フジッコ、「カスピ海乳酸菌」大豆ヨーグルトで便通改善とQOL向上を確認、日本農芸化学会で研究発表

■4週間の継続摂取試験で排便回数・排便日数・排便量が有意に増加

 フジッコ<2908>(東証プライム)は3月17日、「カスピ海乳酸菌(クレモリス菌FC株)」で発酵させた大豆ヨーグルトの継続摂取が便通を改善し、QOL(生活の質)を向上させることを確認したと発表した。研究成果は、日本農芸化学会2026年度大会(3月9日~12日、同志社大学)で公表したもので、便秘傾向の成人を対象にした摂取試験の結果を報告した。

■便秘は日本人の35.9%が自覚、腸内環境改善と生活の質向上が研究背景

 日本では便秘が慢性的な健康課題として広く認識されており、令和4年国民生活基礎調査では35.9%が便秘の自覚症状を有するとされる。便通の悩みは腹部症状だけでなく、生活の質や労働生産性の低下にも関係することが示唆されている。大豆ヨーグルトは大豆由来のタンパク質や食物繊維、オリゴ糖、イソフラボンなどを含み、乳ヨーグルトに比べて腸内環境改善やQOL向上など多面的な効果が期待されている。

■便秘傾向の成人21名で臨床試験、4週間の摂取で排便指標とQOLが有意改善

 試験では、便秘傾向を自覚する18歳以上の男女21名を対象に、「カスピ海乳酸菌」で発酵させた大豆ヨーグルトを1日100g、4週間継続摂取してもらい、摂取前後の排便状況やQOL指標を比較した。その結果、排便回数・排便日数・排便量が有意に増加したほか、QOL全体スコアおよび心理的領域スコアも有意に向上した。さらに腸内細菌叢全体にも有意な変化が確認され、大豆ヨーグルトが腸内環境に影響を与えることが示された。

■大豆ヨーグルトで初の健康エビデンス、腸内環境改善食品として活用拡大へ

 同社はこれまで「カスピ海乳酸菌」を用いた乳ヨーグルトやサプリメントで健康効果のエビデンスを取得してきたが、大豆ヨーグルトによる便通改善やQOL向上の健康エビデンスを得たのは今回が初めてとなる。今後は同乳酸菌の活用を広げることで、腸内環境の改善や生活の質向上など、人々の健康維持に寄与する研究と製品開発を進める方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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