加賀電子が後場一段と強含む、欧州の投資家を9社ほど訪問、環境・ESGへの取組にも関心高い様子

■「気候変動レポート」で『D』から『B』にアップグレード、AI電力制御も注目

 加賀電子<8154>(東証プライム)は2月27日、反発相場となり、後場寄り後は一段と強含んで2679円(31円高)まで上げ、出直りを強めている。

 2月中旬に欧州の機関投資家を「9社ほど訪問してきた」とのことで、ESGに対する関心の高さが印象的だったという。下旬には、国際的な環境非営利団体CDPの「気候変動レポート2024」で上位から3番目の『B』スコアを獲得したと発表。『D』から『B』へのアップグレードになり、欧州投資家の注目を集める上で強い材料になる可能性がある。

 また、トーラス・オン・プロダクト<6696>(東証グロース)が25日に加賀FEI株式会社(神奈川県横浜市)との連携でAI電力削減ソリューション「AIrux8(エーアイラックスエイト)」を大手電子機器メーカーの事業所に導入決定と発表した。導入エリアの拡大が進んだ場合、26年1月期以降、中長期的に業績向上に資するとした。やはり環境・社会・ESGに関連する事業展開になり、あらためて注目される要因になっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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