トヨタ、レクサスLX、初の電動モデル「LX700h」を発表、新ハイブリッドシステムと悪路走破性を両立

■「Lexus Driving Signature」を追求、走行性能と安全性を向上

 トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月6日、レクサス・フラッグシップSUV「LX」の新型モデルを2025年3月24日に発売すると発表。今回のモデルチェンジでは、レクサス初となる新開発のハイブリッドシステムを搭載した「LX700h」が新たに設定された。この電動モデルは、LXが長年培ってきた「信頼性」「耐久性」「悪路走破性」を維持しつつ、電動化による新たな価値を提供する。

 新型LX700hは、V6 3.5Lツインターボエンジンとモーターを組み合わせたパラレルハイブリッドシステムを採用。このシステムは、エンジンとモーターの高出力・大トルクを確実に路面に伝え、状況に応じてエンジンのみ、モーターのみの走行を最適に制御する。また、レクサス初の試みとして、ハイブリッドシステム停止時にもエンジンのみで走行可能な退避走行システムを搭載。これにより、万が一の事態にも安心して走行を継続できる。さらに、ハイブリッドバッテリーを防水構造とすることで、エンジン車と同等の渡河性能700mmを確保した。

 走行性能においては、レクサス独自の「Lexus Driving Signature」を追求し、オンロード、オフロードを問わない優れた走行性能を実現した。フレーム車の要素技術を改良し、車体の剛性を高めることで、ステアリング操作に対するリニアな反応と、悪路走破性を両立。また、AVSアクチュエータ部のバルブ構造を見直し、乗り心地と悪路における安心感を向上させた。安全装備も充実し、最新の「Lexus Safety System +」を搭載。プロアクティブドライビングアシストやプリクラッシュセーフティなど、先進の安全機能がドライバーをサポートする。

 多様なライフスタイルに応えるため、レクサスは「LEXUS OVERTRAIL PROJECT」を推進している。その一環として、新型LXには「OVERTRAIL+」が新たに設定された。専用の内外装色や装備により、アウトドアライフを豊かにする。特に、フロント・センター・リヤのディファレンシャルロックや、悪路走破性を高める18インチタイヤは、オフロード走行を強力にサポートする。

 新型LXの価格は、「LX700h EXECUTIVE」が21,000,000円、「LX700h OVERTRAIL+」が15,900,000円、「LX600 EXECUTIVE」が20,000,000円、「LX600 OVERTRAIL+」が14,900,000円となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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