アスカネットの第3四半期決算は売上高が前年同期比4.7%増加、空中ディスプレイの損失改善

■収益面ではフューネラル事業が牽引、連結業績は通期で増益を見込む

 アスカネット<2438>(東証グロース)が3月7日午後に発表した2025年4月期・第3四半期決算(24年5月~25年1月・累計/連結)は、売上高が前年同期比4.7%増加して54億44百万円となり、営業利益は同5.6%減の3億17百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同14.0%減の1億99百万円だった。

 遺影写真や映像のデジタル加工、通信出力サービスを主に提供する『フューネラル事業』のセグメント売上高は25億206万円(前年同期比4.0%増)、セグメント利益は5億8277万円(同9.5%増)だった。

 1冊から本格的な写真集、アルバムをオーダーできる『フォトブック事業』は、プロ写真家向けを「アスカブック」、一般消費者向けは「マイブック」ブランドで展開し、セグメント売上高は28億1225万9千円(同4.6%増加)、セグメント利益は4億3560万8千円(同84.5%)だった。

 空中結像という今までにないユニークな技術で、新しい市場を創造し、夢の実現を目指す『空中ディスプレイ事業』のセグメント売上高は1億3432万8千円(同四17.9%増加)、セグメント損失は2億534万3千円(前年同四半期は2億3483万8千円の損失)だった。

 通期・25年4月期の連結業績見通しは、24年6月に開示した予想値を継続し、売上高は77億20百万円(前期比9.7%増)、営業利益は5億20百万円(同16.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億24百万円(同51.4%増)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る