【注目銘柄】理研ビタミンは業績上方修正、海外事業の販売数量拡大が業績を牽引

注目銘柄

■ミニGC示現で上昇トレンドへの転換を示唆

 理研ビタミン<4526>(東証プライム)は、前日13日に3円安の2408円と小反落して引けた。日経平均株価が、取引時間中の507.18円高から大引けに29.06円安と売られて値を消したことから、今年1月23日につけた直近安値2306円からのリバウンド途上にある同社株にも目先の利益を確定する売り物が出た。ただ上昇転換した5日移動平均線が下値支持線となっており、今年2月14日に発表した今2025年3月期の上方修正と期末配当の増配を手掛かりに押し目買いが交錯した。テクニカル的にも、その5日移動平均線が、25日移動平均線を下から上に抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆し、また株式需給的にも、事業法人株主の政策保有株縮減に対して自己株式立会外買付取引で対応し自己株式消却したこともサポート材料とし意識されている。

■海外事業の販売数量拡大が寄与し政策保有株縮減もオン

 同社の今3月期業績は、期初予想より売り上げを31億円、営業利益を3億円、経常利益を6億円、純利益を8億円それぞれ引き上げ、売り上げ956億円(前期比4.5%増)、営業利益88億円(同6.1%減)、経常利益96億円(同6.8%減)、純利益89億円(同1.6%増)と見込み、純利益は、期初の減益転換予想が連続増益となる。国内食品事業は、売り上げが堅調に推移し原材料価格の上昇がマイナスに働いたが、海外事業では販売数量を意識した販売戦略を進めて好調に推移し、今年1月に政策保有株の縮減で投資有価証券売却益16億1300万円の計上を発表したことなどが寄与した。

 今期期末配当は、連結配当性向を30%以上とする配当政策に従って期初予想の40.5円を47.5円に引き上げ、年間配当を88円(前期実績81円)に増配を予定している。なお今年2月26日には事業法人株主の政策保有株主縮減に対応して自己株式立会外買付取引(買付価格2326円)を実施して48万7100株(11億3299万円)を取得し、今年3月7日(予定)には300万株(発行済み株式総数の8・90%)を消却した。

■ミニGC示現で低PER・PBRの売られ過ぎを修正しリバウンド幅拡大

 株価は、昨年7月につけた昨年来高値2879円からその後発表した四半期業績が増収減益で着地したことで下値を探り、今年1月には2306円と売られ、今期業績の上方修正と増配の発表とともに出直る動きを強め5日線が25日線を上抜くミニGCを示現して上昇トレンド転換を示唆した。PERは8.2倍、PBRは0.95倍、年間配当利回りは3.65%と下げ過ぎ水準にあり、リバウンド幅を拡大し昨年来高値2879円を目指して再発進しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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