【注目銘柄】デジタルアイデンティティは調整一巡して戻り試す、17年12月期増収増益予想で増額余地

注目銘柄

 デジタルアイデンティティ<6533>(東マ)は、運用型広告など企業向けデジタルマーケティング事業を主力として、アプリ関連の新規事業も積極推進している。17年12期増収増益予想である。第1四半期が順調で、通期予想に増額余地がありそうだ。株価は調整一巡して戻りを試す展開が期待される。

■17年12月期増収増益予想で増額余地

 17年12月期連結業績予想は、売上高が16年12月期比23.5%増の60億76百万円、営業利益が同19.0%増の3億60百万円、経常利益が同20.6%増の3億60百万円、純利益が同24.0%増の2億46百万円としている。

 主力のデジタルマーケティング事業においては運用型広告を中心に拡販を進め、ライフテクノロジー事業においては既存タイトルのプロモーション施策と新規タイトルのリリースに注力する。

 5月15日発表した第1四半期(1月~3月)の連結業績は、売上高が15億22百万円、営業利益が1億05百万円、経常利益が1億04百万円、純利益が72百万円だった。

 17年12月期から四半期業績の開示を行っているため前年同期との比較はできないが、デジタルマーケティング事業においては、主力サービスである運用型広告を中心に既存取引先からの受注額増額や新規取引先獲得が順調に推移し、取扱高が増加したようだ。ライフテクノロジー事業においては、主力の占いアプリ「ウラーラ」が堅調に推移し、恋愛相談に特化したチャットアプリ「コイウラ」をリリースした。なお5月17日には「ウラーラ」の累計相談件数が30万件を突破したと発表している。

 そして通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が25.0%、営業利益が29.2%、経常利益が28.9%、純利益が29.3%と順調である。通期ベースでも好業績が期待され、増額余地もありそうだ。

■株価は調整一巡して戻り試す

 株価は4月の直近安値圏2300円台から切り返しの動きを強めている。週足チャートで見ると26週移動平均線に続いて13週移動平均線突破の動きを強めている。調整一巡して戻りを試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る