DMG森精機が高値に迫る、米特使がロシアで長時間待たせたとされ「停戦」遠のくとの見方

■このところEUの軍備増強方針を受けて動意強める

 DMG森精機<6141>(東証プライム)は3月17日、出直りを強めて始まり、午前10時にかけて5%高の3447.0円(175.0円高)まで上げ、今年に入っての高値3520円(2025年3月7日)に向けて出直っている。ドイツ企業と一体経営を行い、このところEU(欧州連合)の軍備増強方針を受けて動意を強める相場。17日は、米国のウィトコフ特使がロシアのプーチン大統領との会談で8時間待たされたと伝えられたことなどを受け、ロシア・ウクライナの停戦に向けた協議が遠のくとの見方が広がり、注目が再燃する様子となっている。

 日テレNEWSは3月15日付で「プーチン大統領が米特使を8時間待ちぼうけに、英メディア『プーチン氏からの「私は誰にも従わない」という米へのメッセージだ』」と伝えた。これに対し、「トランプ氏は『プーチン氏が私の敬愛するウィットコフ特使を9時間以上も待たせたという記事を読んだ。実際には全く待たされることはなかった』と投稿」(日経電子版3月16日)したと伝えられた。プーチン大統領は以前、日本の首相をも数時間待たせたと伝えられたことがある。今回の報道でも「相手を長時間待たせることが多いことで知られていて、自身の格や権力を誇示して会談の主導権を握ろうとしているなどと分析されている」(日テレNEWS)と伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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