千葉興銀が昨年来の高値を更新、千葉銀による株式取得の観測が出て注目集中

■千葉興銀側は「現時点で事実はない」などと発表、京葉銀行も買われる

 千葉興業銀行<8337>(東証プライム)は3月27日、午前10時にかけて一時10%高の1639円(146円高)まで上げ、2日ぶりに昨年来の高値を更新し、2007年以来の高値に進んでいる。「千葉銀が同県3位の千葉興の株式20%弱を取得する方向で最終調整していることが26日、わかった」(日本経済新聞3月27日付朝刊)と伝えられ、注目集中となった。千葉銀行<8331>(東証プライム)の株価は軟調。

 報道では、「ありあけキャピタル(東京・中央)から19.9%(議決権ベース)の株式を買い取る。千葉銀とありあけキャピタルが株式の譲渡契約を近く結ぶ見通し」(同)とされた。これに対し、千葉興銀は午前9時35分に「一部報道について」を発表し、当行の発表に基づくものではないこと、日頃より、本件を含め様々な経営戦略上の可能性を検討しているが、現時点で経営統合に向けた協議を開始することを決定した事実はないこと、などを開示した。値動きという点では京葉銀行<8544>(東証プライム)も5%高で一段高となり高値を更新している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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