東洋エンジニアリング、インドネシア地熱開発支援プロジェクトを受託

■インドネシアの地熱発電開発に新技術とロードマップで貢献へ

 東洋エンジニアリング(TOYO)<6330>(東証プライム)は4月2日、経済産業省が進める「グローバルサウス未来志向型共創等事業」の公募において、「インドネシアにおける地熱マスタープラン策定等調査事業」が採択されたと発表。同事業は、インドネシアにおける地熱発電の開発を促進するため、新技術の共有と技術・経済性スタディを行い、同国のエネルギー鉱物資源省が策定する地熱マスタープランの基盤を整えるものとなる。

 この調査では、地熱事業者の意見を取り入れつつ、ロードマップを作成し、地熱開発の効率化を図ることが目的である。インドネシアは世界有数の地熱資源を有する国であり、持続可能なエネルギー源としての地熱発電の活用が進められている。今回の事業は、同国のエネルギー政策を支え、さらなる発電能力の向上と環境負荷の低減を目指すものだ。

 TOYOは1961年の創立以来、60カ国以上でエンジニアリングサービスを提供し、プラント建設を手がけてきた。石油化学、資源開発、発電分野などで事業を展開し、環境に配慮した技術を推進している。特に脱炭素社会の実現に向けたソリューション開発に注力しており、同事業もその一環として持続可能なエネルギー開発に貢献する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る