【株式市場】日経平均は2644円安、過去3番目の下げ幅、一時3万1000円を割り後場も戻り重い

◆日経平均は3万1136円58銭(2644円00銭安)、TOPIXは2288.66ポイント(193.40ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加し36億6374万株

 4月7日(月)後場の東京株式市場は、「トランプ関税」を巡る世界貿易戦争への懸念などから、今夜のNY株式の週明け相場がどうなるか見極めたい様子があり、日経平均は前場急落したまま2265円安(3万1515円)で始まり、前場の安値(2987円安の3万792円)は割らなかったが弱もみあいを続けた。下げ幅2000円台は24年8月2日の2216円安以来で過去3番目の大幅な下落。前場は一時23年11月以来の3万1000円割れとなった。東証プライムの値上がり銘柄数は6銘柄にとどまり、東証グロース(4月7日現在612銘柄)の値上がり銘柄数は13銘柄だった。

 後場は、キッコマン<2801>(東証プライム)、日清オイリオG<2602>(東証プライム)、みずほFG<8411>(東証プライム)、NTT<9432>(東証プライム)などが前日比では安いが一段と持ち直し、月次動向が好感された日本マクドナルドHD<2702>(東証スタンダード)も一段持ち直した。GMOインターネット<4784>(東証プライム)は2日ぶりに高値を更新し親子上場に関する思惑や偽メール対策など材料視。ユアサ・フナショク<8006>(東証スタンダード)は3月決算に上振れ期待が強いようで後場堅調。ツクルバ<2978>(東証グロース)は1月中間決算への期待強い様子で後場一段と強含んだ。

 東証プライム市場の出来高概算は増加して36億6374万株(前引けは18億4159万株)、売買代金は6兆9894億円(同3兆4197億円)。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は6(前引けは10)銘柄、値下がり銘柄数は1628(同1619)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けも全33業種)が値下がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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