神鋼商事が昨日の下げを奪回、トランプ関税「協議」とされ安堵感、12%高

■「日本は優先的対応」と伝えられる、日経平均も2000円高

 神鋼商事<8075>(東証プライム)は4月8日、急反発で始まった後も次第高となり、午前10時50分にかけて12%高の1744円(190円高)まで上げ、日経平均が過去3番目の下げ幅となった昨7日の9%安(146円安の1554円)を奪回している。「トランプ関税」について、「日米首脳が電話会談、関税協議開始へ-日本は優先的対応と米財務長官」(ブルームバーグニュース4月7日22:06)と伝えられ、安堵感が広がっている。神戸製鋼所<5406>(東証プライム)も7%高と大きく反発している。

 また、株式市場関係者の中には、日本製鉄のUSスチール買収を巡って、8日朝にトランプ大統領が再審査を指示したと伝えられたことを受け、日本の鉄鋼業界に対する姿勢の柔軟化に期待する様子もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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