アステナHDは一段と大きく出直る、第1四半期決算で営業利益の進ちょく高く注目再燃

■営業利益は前年同期の2.3倍の10.3億円に

 アステナHD(アステナホールディングス)<8095>(東証プライム)は4月14日、一段と大きく出直る相場となり、9%高の475円(41円高)まで上げた後も470円前後で売買されている。4月11日午後に発表した第1四半期決算(2024年12月~25年2月・連結)で営業利益が前年同期の2.3倍となり、通期予想の51%を確保するなどで注目が集中し、470円台回復は3月27日以来、約2週間ぶりとなっている。

 25年11月期の第1四半期連結決算(2024年12月~25年2月)は、ファインケミカル事業で受託製造・自社品製造などが好調に推移し、HBC・食品事業、医薬品事業、美容医療事業も好調で、売上高は前年同期比6.8%増加して143億34百万円、営業利益は前年同期の2.3倍の10億32百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益も同2.0倍の5億05百万円だった。

 今11月期の連結業績予想は、25年1月に開示した前回予想からから変更はなく、売上高は630億円(前期比8.6%増)、営業利益は20億円(同29.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は11億円(2期ぶりの黒字化)を据え置いた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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